「ディフェンス・マトリックス」アップデート:公平で安全な「OW2」実現のために

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「ディフェンス・マトリックス」アップデート:公平で安全な「OW2」実現のために

皆さん、こんにちは!つい先日リリースされたシーズン18をお楽しみいただいているでしょうか?トレジャー・ボックスが山積みで、開封だけでも一苦労…なんて方もいるかもしれませんね。

私たち「ディフェンス・マトリックス」チームは、より安心かつ安全なゲーム環境を実現するべく、これまでTeam 4(「OW2」開発チーム)のさまざまな部門のメンバーと一丸となり、新たな施策の数々に取り組んできました。今回の記事では、新デバイスへの対応や、チャットの環境を改善する新システムなど、この新シーズンで導入された画期的な施策の数々をご紹介します。それでは、さっそく見ていきましょう!

コンソールでのマウス&キーボード対応

「OW2」初の試みとして、コンソール版におけるマウスとキーボードへの正式対応をこのシーズン18で実施しました。「コンソール版だけどコントローラーを使いたくない」という方は今後、ライバル・プレイで真の実力を試せます。

コンソールでマウス&キーボードを使用する場合

コンソールでマウス&キーボードを使用する場合、同じくマウス&キーボードを使用するプレイヤーが参加する「PCプール」への切り替えが促されます(今後のアップデートでこの「PCプール」の名称は「マウス&キーボード・プール」へ、もう1つのプールである「コンソール・プール」の名称は「コントローラー・プール」へとそれぞれ変更されます)。なお、参加するプールはゲームプレイ・オプションから手動で変更できます。

コンソール版からマウス&キーボード・プールに参加すると、コントローラー・プールのものとは異なるこのプール専用の内部MMR、ランク、スキル・レート(PCプールでプレイしたことがある場合、そのプールで得たランクやレート)が適用されます。

ただし、この制限の緩和とゲームの公平性を両立するべく、マウス&キーボード・プールへの切り替えに合意しないコンソール・プレイヤーに対しては、マウスとキーボードのゲームプレイへの使用を制限しています(チャットやその他のテキスト入力フィールドでは、合意に関係なくマウスとキーボードを使用できます)。また、ライバル・プレイのマウス&キーボード・プールでは、コントローラーを使用してもエイム・アシスト機能を利用できません。

コンソールでコントローラーを使用する場合

コンソールでマウス&キーボードを有効化せずにPC版のフレンドとクロスプレイありのモード(クイック・プレイやアーケードなど)をプレイした場合、上記の変更は適用されず、エイムアシスト機能を引き続き利用できます。

今後のシーズンでは、ゲーム全体のエイム・アシストの改善やスタジアムの三人称視点の改善など、コンソール・プレイヤーのゲームプレイ改善を目的としたアップデートを導入する予定です。更新内容が固まり次第、その詳細をお伝えしますので、コンソール版を利用している方は続報にご期待ください。

PCでコントローラーを使用する場合

マウスとキーボードが席巻するPC版であえてコントローラーを使用する方は、競技性維持の観点から、マウス&キーボード・プールに参加することになります。

不正な周辺機器への対応

今回のマウス&キーボード対応に伴い、以後コントローラー・プールで設定された制限を回避して非許諾周辺機器(公式に許諾を受けていないサードパーティー製の周辺機器)を使用すると、チート行為と見なされ、使用したアカウントに対して処分が下されます。

私たちは、コンソールで非許諾周辺機器を使用しているプレイヤーを検出するシステムを導入し、これまでに23,000件以上の処分を行ってきました。もちろん、この処分の対象となったプレイヤーには、非許諾周辺機器を使用していたプレイヤー以外にも、そうしたプレイヤーとグループを組んで不正に利益を得たプレイヤーも含まれます。今回の対応にあたって、新たな手法の不正行為への対策が必須であることはもちろん認識しており、コンソール版での競技性を維持するため、こうした不正行為に対してより強力な措置を取る所存です。

シーズン18では、非許諾周辺機器を使用しているプレイヤーをより迅速かつ正確に検出するシステムを導入すると同時に、PCとコンソールの両方でマウス&キーボードを使って公平にプレイできる環境が実現したことを鑑みて、こうしたプレイヤーに対する処分も厳しくしています。

以前、非許諾周辺機器を使用したプレイヤーは、警告やアカウント利用制限を受けた後、PCプールに送られていました。この措置は主にダイヤモンド以上のランクのプレイヤーに対して行われていましたが、シーズン18より、ランクやモードに関わらず、コントローラー・プールで非許諾周辺機器を使用したプレイヤーにはアカウントの永久停止処分が科されます。

チャットでの不適切なメッセージへのリアルタイム対応

テキストチャットは、他のプレイヤーと軽い冗談を交わしたりしながら交流するうえで便利な、安心かつフレンドリーな手段であると私たちは考えています。このコンセプトを実現するため、私たちはこのシーズン18で、リアルタイム検閲システムをチャットに導入しました。

今後、システムによって有害または攻撃的とメッセージみなされたメッセージは自動的に非表示となり、他のプレイヤーから見えなくなります(これらのメッセージを手動で確認し、テキストチャットのフィードから直接通報することも可能です)。このシステムは「World of Warcraft」ですでに導入されており、フレンドリーな交流空間の創出に大いに役立ったため、今回「OW2」にも導入する運びとなりました。この検閲フィルターをソーシャル設定でオフにすることもできますが、もちろん自分や相手がオフにしているからといって不適切なメッセージが容認されるわけではありません。私たちは引き続きBlizzardが規定するゲーム内の行動規範にのっとり、他のプレイヤーに対して敬意を欠く言動に対してアカウントの発言禁止措置や停止措置を行い、さらに重大または繰り返しの違反が認められた場合には、アカウントを永久停止するつもりなので、どうぞご留意ください。

チート行為に鉄槌を

最後に、私たち「ディフェンス・マトリックス」チームにとって大きな節目となったニュースで締めくくりたいと思います。実は「OW2」のリリース以降、チート行為によってBANされたアカウントが、この度100万件を超えました。この数字には、エイムボットやウォールハックなどを使用したチーターや、チーターとグループを組んだアカウントも含まれています。不正行為の問題はまだ解決していませんが、すべてのマッチの勝敗が完全に実力と情熱で決まる環境を目指して、これからもチート対策に取り組んでいきます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!いつも健全な「OW2」の実現に努めてくださる皆さんに、あらためて感謝を申し上げます。今後ともよろしくお願いします。

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