ウィンストン
遺伝子改良により生まれた、高い知能を持つゴリラの科学者。ウィンストンは人間の可能性を信じている。
タンク
ホライゾン・ルナ・コロニー(旧拠点)、ウォッチポイント・ジブラルタル
6月6日 (年齢: 31)
アビリティ
テスラ・キャノン
前方に電撃を放つ 長押しで充電し、放すと溜めた電気を発射する
ジャンプ・パック
前方に大きく跳躍する。敵の上に直接着地するとダメージを与える
バリア・プロジェクター
敵の攻撃から身を守るバリア・ドームを展開する
プライマル・レイジ
ライフが大幅に増加するが跳躍とパンチしかできなくなってしまう
デフォルトのPCキーの割り当てはゲーム内で変更できます。
ストーリー
遺伝子改良により生まれた、高い知能を持つ紳士的なゴリラの科学者。ウィンストンは人間の可能性を信じている。ホライゾン・ルナ・コロニーを脱出したウィンストンはオーバーウォッチに自分の居場所を見出し、憧れのヒーローとなったが…オーバーウォッチは解体を余儀なくされた。世界が再びヌルセクターの脅威にさらされる今、ウィンストンはかつての仲間を呼び戻すことを決意する。こうして、新生オーバーウォッチが誕生したのだ。
人類の新たな宇宙進出の一歩としてルーチェン・インターステラーが建造した、ホライゾン・ルナ・コロニー。長期の宇宙滞在が人体に及ぼす影響を確かめるため、遺伝子改良された動物たちもそこで暮らしていた。
そんなゴリラたちの中に、ひときわ急速な脳の発達を見せたものがいた。ハロルド・ウィンストン博士はこのゴリラを引き取ると科学を教え、人間の発明に関するさまざまな話を聞かせた。やがて若いゴリラは博士の実験を手伝い、居住区の窓の向こうに見える青い星を眺めながら日々を過ごした。その世界で彼を待つ無限の可能性に胸を躍らせながら。
しかし、そんな暮らしも長くは続かなかった。コロニーのゴリラたちが蜂起し科学者たちを殺害、コロニーを乗っ取ってしまう。彼は最愛の師の名を継ぎ、即席のロケットを組み立ててコロニーを逃れた。その時彼は知らなかったが、ロケットにはウィンストンの友でハモンドという名のハムスター、検体8も同乗しており、地球を目指していた。ハモンドがオーストラリアに上陸し、ジャンカーの街で暮らしている間に、ウィンストンは地球でオーバーウォッチを新しい家とした。オーバーウォッチはウィンストンが愛する人間の素晴らしさを体現していた。こうして彼は、自らの理想に従って生きることのできる場所を得た。
オーバーウォッチでウィンストンは時間加速技術を開発し、トレーサーを現在の時間に繋ぎ留めることに成功する。そして彼はトレーサー、ゲンジとともにエージェント養成所を卒業し、共にマクシミリアン、そしてタロンのリーダー、ドゥームフィストの逮捕に協力した。オーバーウォッチが失墜した時ウィンストンはひどく落胆し、ヒーローの黄金時代が戻るのを待ち望みながら隠遁生活を送った。
そして、その思いは行動に移されることになる。元オーバーウォッチ・エージェントの名簿を狙うリーパーにウォッチポイント・ジブラルタルへの潜入を許したものの、ウィンストンはタロンの工作員を撃退し、エージェントたちへ再招集と任務への復帰を求めるリコールを発進する。真っ先に応えたのはトレーサーだった。彼はキングス・ロウでトレーサーと合流すると、ヌルセクターのエージェントとおぼしき容疑者を倒し、現地オムニックの重要なインフラである送電網を修理することに成功したのだ。
ロンドンでの成功に触発されたウィンストンは、他の元オーバーウォッチ・エージェントが呼応してくれることを期待し続けていた。かつての仲間を待つ間、ウィンストンとトレーサーは数々の任務をこなしていった。なかでもニューヨークのオーバーウォッチ博物館で、白昼堂々と襲撃を仕掛けるウィドウメイカーとリーパーを返り討ちにしたのは大手柄だった。しかし、リコールから1年以上が経過しても、ウォッチポイント・ジブラルタルで合流できたのはメイだけだった。ヌルセクターのパリ襲撃に関する情報を傍受したウィンストンは、これがオーバーウォッチの最後の戦いになるだろうと覚悟していた。だが、辛抱強く待っていたウィンストンの思いは無駄ではなかった。ゲンジ、マーシー、エコー、ブリギッテ、ラインハルトが応援に駆け付けたのだ。
オーバーウォッチの元にかつてのエージェントが舞い戻り、新しい風が吹く中、ウィンストンは守るべき未来を照らす灯台であり続けている。