ロードホッグ
無情、気まぐれ、無慈悲な壊し屋。それがロードホッグ。
タンク
オーストラリア、ジャンカータウン(旧拠点)
9月12日 (年齢: 50)
アビリティ
スクラップ・ガン
中距離に金属片の雨を浴びせ、近距離で範囲攻撃を繰り出す
チェイン・フック
フックで敵を引き寄せる
テイク・ア・ブリーザー
ライフを回復し、受けるダメージを減らす
ピッグペン
付近の敵の動きを鈍らせ、ダメージを与える罠を展開する
ホール・ホッグ
正面の敵にダメージを与え、ノックバックさせる
デフォルトのPCキーの割り当てはゲーム内で変更できます。
ストーリー
無情、残酷、無慈悲なマスクの殺し屋。それがロードホッグ。汚染されたオーストラリアのアウトバック中で、ロードホッグと肩を並べられるのはただ一人。爆弾マニアの若き犯罪者、ジャンクラットだけだ。なぜジャンクラットがその地位を占めているか、その理由は誰も知らない。
マコ・ラトリッジは、オムニウム建設のために土地を奪われたオーストラリアのアウトバックの住民の1人だった。オムニック・クライシスによって大きな痛手を負ったオーストラリアの政府は、オムニックと長期の平和協定を結ぼうと、オムニウム施設と周辺地域をオムニックに譲渡してしまう。これにより、アウトバックの住民やプレッパー、ソーラー・ファーマーなど、多くの人々が追い出されることになった。その中に、マコ・ラトリッジの姿もあった。
故郷を追われた怒りから、マコたちは暴動を起こす。彼らはオーストラリア解放戦線を組織し、奪われた土地を取り戻すため、オムニウム施設とオムニックたちを襲った。争いが激化する中、解放戦線はオムニウム融合炉を爆破。施設は消し飛び、アウトバック一帯は汚染され、金属片や瓦礫が数キロ四方に飛び散った。
故郷が不毛の地と化したことで、マコもまた変わってしまった。
環境に適応するため、ガスマスクを被ったマコは、壊れかけのバイクにまたがった。崩れ落ちたアウトバックの道を走るうちに、マコの人間性は少しずつ失われ、その最後の残滓が消えたとき、マコはもはや存在せず、冷酷な殺し屋ロードホッグだけが残っていた。
ロードホッグはジャンカータウンの片隅の酒場に居座り、町の女王であるジャンカー・クイーンにとっては頭痛の種となっていた。ロードホッグはお構いなしだ。酒が飲めるなら、誰がどう思おうと知ったことではない。ところが、ひょんなことからジャンクラットと出会い、伝説のお宝を半々で分けることを条件に、タッグを組むこととなった。女王と組むよりはマシそうだ。
ジャンカータウンから追放された2人は、しばらくオーストラリア中をさまよった。ある時、2人はハイド・グローバルのCEOと対面し、オムニックのテロリストに占拠された倉庫の奪還を依頼される。ところが、2人は保険金詐欺の片棒を担がされていたのだ。依頼はインチキだったが、これを機に世界を股にかけた犯罪の連鎖が幕を開ける。
ロードホッグがジャンカータウンに戻ると、そこに居合わせたジャンクラットは、2人を追放したジャンカー・クイーンに復讐する計画を大声で話しはじめる。目の前で聞いていた門番によって、計画はあっさり阻止された。2人に残されたのは金貨の山と、役に立たない仮装と、まもなく点火する爆弾だけだ。