今年「ピンク・マーシー」の新募金イベントへ参加し、乳がん研究の支援団体「Breast Cancer Research Foundation」(BCRF)をサポートしてくださった皆さんに、嬉しいご報告があります。皆さんのご尽力もあり、Blizzard Entertainmentはこのキャンペーンで、1,230万米ドルもの寄付金を集めることに成功しました。これは、1回の募金イベントで企業が集めた額として見た場合、第1回目の「ピンク・マーシー」募金イベント(2018年に実施)に次いで、BCRF史上2番目に最も高い寄付金です。そして、この1回目のキャンペーンの分を合算すると、「オーバーウォッチ」で集まったBCRFの寄付金は2,500万米ドル超に上ります。このような大台を達成できたのも、ひとえに乳がんの現状へ真剣に目を向けてくださった「オーバーウォッチ」コミュニティの皆さんのおかげです。心よりお礼を申し上げます。
より明るい未来に向けて
私たちは今年の中旬に、乳がん研究を支援する民間財団としては世界最大の機関であるBCRFとふたたびタッグを組んで、「ピンク・マーシー」募金イベントの第2弾を実施しました。「ピンク・マーシー」の募金イベントはその名のとおり、マーシー用スキン「ピンク」で得た売り上げの全額(プラットフォームの諸費用と税額を除く)をBCRFへの寄付金とした、初代「オーバーウォッチ」から続くキャンペーンです。2018年に実施した第1弾は、「オーバーウォッチ」コミュニティの温かい支援もあって大成功し、1,270万米ドルもの寄付金が集まりました。
そして、今年実施した第2弾でも1,230万米ドルと、第1弾に匹敵する金額を達成できました。「ピンク・マーシー」の2つの募金イベントで集まった寄付金の合計は2,500万米ドル超。「オーバーウォッチ」コミュニティの乳がん研究に対する影響力の大きさが今年、改めて証明される形となりました。また、2018年の第1弾で集まった寄付金は、以下の乳がんに関する先進研究へと充てられています。
- マンモグラフィーのイメージとAIを組み合わせた、より高度・高精度な乳がんの診断&リスク評価の開発
- トリプルネガティブ乳がん(三重陰性乳がん)などの、特に悪質な乳がんの発症リスクを特定できるモデルの導入
- 腫瘍形成を遅らせる医薬品の開発
- 非浸潤性乳管がん(DCIS)から浸潤性乳がんに発展するリスクを特定できる遺伝子分類法の考案(リスクの特定と治療内容の判断は難しいことで知られています)
今弾の寄付金をもとに進められる研究の詳細は、数か月のうちにBCRFと共同でお知らせする予定です。今後の発表にご期待ください。
世界をかけて集ったヒーローたち
今回の募金イベントでは、先述のマーシー用スキン「ピンク」と並行して、その別バージョンである「ローズ・ゴールド」と関連アイテムをセットにした「マーシーのローズ・ゴールド・バンドル」を配信しました。これらの特別なスキンは、「オーバーウォッチ」の世界を超えて、現実世界でも平和への願いと希望を胸に救済へと尽力するマーシーの象徴であるだけでなく、「ピンク・マーシー」の購入を通じて乳がんの研究を促進した、皆さんという「もう1人のヒーロー」の活躍の証でもあります。
改めてになりますが、上記の数字を達成できたのは、皆さんのご支援あってのことです。皆さんの寄付金をもとに、乳がんの予防・治療に関する先進研究はさらに前へと進みます。より明るい未来の構築に貢献してくださる皆さんには、感謝しようにも感謝しきれません。
Blizzard EntertainmentとBCRFを代表して今一度、この募金イベントへ参加してくださった皆さんに心からのお礼を申し上げます。今回のキャンペーンを通じて、私たちも皆さんとの絆をふたたび確認できました。皆さんと力をあわせれば、きっと乳がんの脅威なき未来を作れると、私たちは信じています。
“Thank You for Your Support. <3” - 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
BCRFについて
BCRFことBreast Cancer Researchは1993年に設立された、民間最大の乳がん研究支援財団です。大勢の命を脅かし続ける乳がんの根絶を目指して、予防医学や転移といった、乳がんにまつわる各要素の先進研究を資金面で支援し、治療技術の発展を加速させています。BCRFの詳細と、同財団をサポートする方法は、BCRFの公式ウェブサイト(BCRF.org)でご覧ください。