
「オーバーウォッチ」の旧正月イベントに先立ち、6名のコミュニティアーティストがそれぞれのスタイルで新年のスキンに命を吹き込みました。
コンテンツ一覧
「呂布」リーパー – 作者:Ethan墨画
「黄忠」ハンゾー – 作者:茗莎社-胡雪朗
「関羽」ラインハルト – 作者:A-KA
「張飛」トールビョーン – 作者:Matt Hubel
「諸葛亮」ゼニヤッタ – 作者:Kaoruru
「ホン・ギルトン」トレーサー – 作者:Uguubear
「呂布」リーパー – 作者:Ethan墨画
オーバーウォッチ(@playoverwatch)より、2019年1月19日16:01(太平洋標準時)にシェアされた投稿 学生時代は油絵を専攻していたEthan墨画は、ゲーム業界で仕事を始めてから10年近くにもなる熟練のゲームアーティストでもあります。彼はゲーム業界で働きながら、趣味として中国の伝統絵画を学び、その技法を西洋のものと組み合わせ、作品に取り込むことに成功しました。画家として、彼はリーパーの「呂布」スキンのパワフルなデザインに衝撃を受けたと言います。「『オーバーウォッチ』のスキンからインスピレーションを得て作品を創るのは、私にとっても初めての挑戦でした。『オーバーウォッチ』と私のそれぞれのスタイルが組み合わさり、とても面白いものが描けたと感じています」
Ethan墨画は、自身の作品を展開するメディアとソーシャルメディアそのものについて、こう話します。「中国では映像コンテンツが最近人気を博していますが、私と私の作品にとっても魅力的なメディアです。中国書道の思いもよらない筆運びを、ぜひみなさんにも見てもらいたいです」
Ethan墨画はスキンの美しさだけではなく、ゲーム自体にも魅了されたと言います。「元ゲーム開発者として見ても、『オーバーウォッチ』は見事な作品です。私はBlizzardの大ファンなんです」
Ethan墨画の作品をもっと見たいという方は、ぜひWeiboで彼のことをフォローしてください。
「黄忠」ハンゾー – 作者:茗莎社-胡雪朗
22年前に出会って以来、Blizzardのゲームは茗莎社-胡雪朗の人生にとって欠かせないものになりました。現在彼は、サンドペインティングのアーティストとして活躍していますが、ハンゾーの「黄忠」スキンをモチーフにしたペインティングを作ることができてとても嬉しく感じたそうです。
「『オーバーウォッチ』の旧正月スキンは傑作ぞろいです。去年の西遊記スキンも素晴らしい出来栄えでしたが、今年の三国志スキンはその上をいきます。Blizzardが今後も中国の文化をゲームに取り入れてくれると嬉しいですね」
茗莎社-胡雪朗が描くサンドペインティングでは、「黄忠」スキンのハンゾーをただの静止画としてだけでなく、動くアニメーションとしても楽しむこともできます。「サンドペインティングの制作過程は見ていて楽しいものです。このショートビデオでは、その過程を含めてたくさんの方に見てもらいたかったので、昔ながらのフレームアニメーションでその様子を収めました」
茗莎社-胡雪朗は、「オーバーウォッチ」の何よりも素晴らしい点は、ゲームに内包されているその価値観だと言います。
「36歳という“大人な”プレイヤーとして、ゲームの社会的な責任や意義といったものへの関心が強くなってきました。『オーバーウォッチ』の短編アニメーションは、どの作品も何度も繰り返し観ています。世界にはヒーローが必要です。小さい頃からヒーローになりたいとずっと思ってきましたが、今は私も、妻も、娘も、家族全員でヒーローです」
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「関羽」ラインハルト – 作者:A-KA
幸運は強者を味方する。
— Overwatch (@PlayOverwatch) January 21, 2019
「関羽」ラインハルト – 作者:@A_KAchenpic.twitter.com/YsXF4KxLmA
フリーランスのイラストレーター、A-KAの作品は、色鮮やかな暖色を巧みに使い分けることで、人物を生き生きと描き出すのが特徴です。「関羽」スキンのラインハルトは、そんな彼女のスタイルにぴったりな題材となりました。
「私にとって関羽は、信頼して背中を預けることのできる守護者というイメージです。なので、『オーバーウォッチ』チームが関羽をラインハルトのスキンのテーマに選んだのは、とても納得のいくチョイスだなと思いました。ラインハルトはチームの前衛となるので、関羽のイメージにぴったりです」彼女の特徴である鮮やかな暖色使いに加えて、今回の作品ではセリフも書き込まれています。「ラインハルトが“Beard(髭)!”と大声で叫ぶというアイデアが気に入っています。ゲーム内の彼のセリフに“Beer(ビールを)!”というのがありますから、似てなくもないですよね?」
A-KAはフレンドと一緒にAIと対戦をしたり、限定イベントに参戦したりして「オーバーウォッチ」を楽しんでいるとのことです。「もうなんだかいっぱいいっぱいだなっていうときに、『オーバーウォッチ』をプレイすると、肩の力を抜くことができるんです。『オーバーウォッチ』のヒーローたちが大好きです。どのヒーローにも魅力があって、それぞれが奥深いストーリーを抱えているんです」
A-KAはラインハルトのほかに、もう1人お気に入りのヒーローがいるそうです。「ソンブラが気に入っています。目標を達成するためなら、手段は選ばない感じがいいですね。まるでロビン・フッドみたいに、助けを必要としている人にいつだって手を差し伸べるんです。人を第一印象で決めつけるのはよくないということを、ソンブラから教えてもらいました!」
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「張飛」トールビョーン – 作者:Matt Hubel
米国コロラド州を拠点とするアーティスト、Matt Hubelは、自身のファンと同じくらい、作品を楽しみながら制作しています。
「この作品のポーズは描いていてとても楽しかったですね。トールビョーンにダイナミックなポーズを取らせるのは難しいんです。なんせボールに足が生えたような体型ですから、手足の動きや角度を工夫しづらいんです」
「オーバーウォッチ」のおかげでキャラクターデザインの見方が変わったとHubelは言います。「どのキャラクターのデザインにも理由があって、そこからキャラクターの背景も伝わってきます。自分でキャラクターをデザインする時にも、背景のストーリーをできるだけ考えるようになりました。『オーバーウォッチ』には、他のゲームには見られないほど素晴らしいデザインが盛り込まれています」
「オーバーウォッチ」からアートとキャラクターデザインを学ぶだけではなく、Hubelはゲームプレイも楽しんでいます。「1人のゲームファンとして、このタイトルが大好きです。どんなタイプのゲーマーでも、どんなプレイスキルのプレイヤーでも、それぞれの楽しみ方を見つけることができるゲームだと思います。個人的には、チームで勝利をつかんだ時の一体感が好きです。 自分で大量にキルを取ることはできませんが、ラインハルトやマーシーでプレイすれば、それがちゃんとチームの助けになっていることを実感できます。チームの役に立つためには何をすべきなのか、幅広い選択肢があるんです。そこが『オーバーウォッチ』の本当にすごいところです」
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「諸葛亮」ゼニヤッタ – 作者:Kaoruru
Kaoruruのスタイルは、高コントラスト、エネルギッシュなアニメーション、低彩度、そして質感の重視といった、さまざまなアプローチや技法を取り入れることで確立されたものです。今回のゼニヤッタのスキンは中国風のスタイルだったため、Kaoruruは作品内に中国絵画の要素を取り入れました。今回のスキンのイメージにインスピレーションを与えた歴史上の人物とゼニヤッタの間にある共通点のおかげで、Kaoruruにとって諸葛亮ゼニヤッタは特別なものになりました。
「ゼニヤッタと同じように、諸葛亮は知恵の象徴です。このスキンを見た瞬間に、“ゼニヤッタにぴったりだ!”と思いました。ただ、どちらもその知性を讃えられる一方で、ゼニヤッタと学者の諸葛亮とでは大きく異なる点があります。ゼニヤッタはサポートもこなせるダメージディーラーです。諸葛亮の格好をしていると、ついついその印象に騙されてしまいそうになります。みなさんもどうか気をつけてください!」
この作品にはゼニヤッタだけではなく、「白虎」のゲンジも描かれています。「ゼニヤッタとゲンジの師弟関係が好きです。ゲンジにも中国風の「白虎」スキンを着させてみました。この格好なら諸葛亮に合うだろうと思いました」
Kaoruruにとって、「オーバーウォッチ」は初めて真剣にプレイしたアクション・シューターでした。今はサポートをメインにプレイしているそうです。「チームの状態を維持して、タンクやダメージタイプのチームメイトがプレイしやすいようにサポートするのにやりがいを感じます」
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「ホン・ギルトン」トレーサー – 作者:Uguubear
自己流で腕を磨いてきたアーティスト、Uguubearは、アニメからリアリズムにいたるまで、それらの中に存在するあらゆるスタイルからさまざまな技法を取り入れる試みを続けてきました。トレーサー用スキンのコンセプトアートが発表された時、Uguubearはその配色に目を奪われたと言います。
「トレーサーのスキンを見た途端に、もうその色使いの虜になっていました。赤、黄、青の大胆な配色、そしてそれとは対照的に、銀や白が絶妙なアクセントとして使われていて、見事なコントラストを生み出していました。あまりにも素晴らしいデザインに目が釘付けでした。そして、一刻も早くこのデザインを自分の中に取り込みたいと思いました」
彼女は何年もの修練を重ねその腕を磨いてきましたが、その探究心は未だに熱く燃えています。まったく馴染みのないものであれ、臆せずに飛び込むのがまさに彼女のスタイルなのです。「今回の作品では、今までにやったことのないものに挑戦したいと思ったんです。そこで守備範囲を広げようと、このシーンを描いてみました。リスクのある決断ではありましたが、結果にはとても満足しています」
Uguubearは誇り高きマーシーをメインに使います。このヒーローの対応力の高さが気に入っているそうです。「そこが『オーバーウォッチ』の素晴らしいところですね。誰もが自分の役割を果たして、チームの一員としてプレイできるんです」
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今年も良い一年になりますように
コミュニティの才能あふれるアーティストたちと一緒にこうして作品を生み出せて、心から嬉しく思います。Twitterでぜひシェアしてください。