モイラ
革新的で危険な研究に手を染める天才科学者のモイラは、「生命の神秘を解き明かす」という願望を叶えるためなら、いかなる犠牲をもいとわない。
サポート
イラク、オアシス
4月4日 (年齢: 50)
アビリティ
バイオティック・グラスプ
長押しで前方の味方を回復する。使用するとバイオティック・エネルギーを消費する 長射程のビーム・ウェポン。ダメージを与えると自身を回復し、バイオティック・エネルギーを補充する
バイオティック・オーブ
付近の味方を回復、あるいは敵にダメージを与えるボールを展開する。ボールは壁などに当たると跳ね返る
フェード
透明になり、移動速度が上昇、さらに無敵状態になるが攻撃ができなくなる
コアレッセンス
味方を回復し、敵にダメージを与えるビームを発射する
デフォルトのPCキーの割り当てはゲーム内で変更できます。
ストーリー
人類の進化のためならば手段を選ばない遺伝子学者、モイラ・オデオレイン。彼女の危険な研究は多くの敵を作ったが、同時にオアシスや悪の組織タロンとの繋がりももたらした。こうした組織の後ろ盾で、倫理的・金銭的な制約から解放されたモイラは、驚異的な手腕と執念で技術的ブレイクスルーを探究している。
革新的で危険な研究に手を染める天才科学者のモイラは、「生命の神秘を解き明かす」という願望を叶えるためなら、いかなる犠牲をもいとわない。
十年以上前、オデオレインはDNAの書き換えを細胞レベルで可能にする、遺伝子改良プログラムの基礎理論を発表し、学会に大きな波紋を呼んだ。研究が進めば、あらゆる病気を克服し、人間の新たな可能性を引き出すことができると、当時は多くの期待が集まった。
しかし、オデオレインの研究はあまりにも倫理に反するとされ、異論を唱える者も多かった。それだけでなく、オムニック・クライシスが見境なく科学の発展を求めた結果であると提唱する者たちは、彼女が新たな戦火を招く危険人物であると非難した。また、他の遺伝子学者たちによって行われた再現実験も失敗に終わり、彼女の基礎理論自体が疑問視されるようになっていった。彼女の論文はキャリアに弾みをつけるどころか、名声を大きく傷つける結果となったのだ。
危機に陥った彼女の研究だったが、思いもかけないところから救いの手が差し伸べられた。オーバーウォッチの秘密工作部隊であるブラックウォッチからオファーがあったのだ。そこで彼女は人知れず研究を続け、様々な武器や技術をオーバーウォッチの為に開発した。その中には、ガブリエル・レイエスに行われた実験も含まれている。彼女がブラックウォッチに所属していたことは極秘事項であり、ヴェネツィア事件をきっかけとした調査でその実態が明らかになるも、オーバーウォッチの上層部は組織と彼女の関係を否定し続けた。
オーバーウォッチの解体後、オデオレインは自ら研究資金を集めなければならなくなり、謎の組織「タロン」のもとで研究を続けていた。オーバーウォッチのスイス本部が壊滅したのち、オデオレインは瀕死の状態のレイエスに彼の生命を維持するために必要な処置だと伝え、ブラックウォッチで彼に投与した物質の強力なバージョンを注射した。そうして、レイエスの能力はさらに強化されたが、彼はそのコントロールを大きく失う結果となった。
タロンは自分たちの目的のために研究成果を利用する代わりに、彼女の実験を支援し続けた。一方、オデオレインはタロンと秘密裏に関わりながら科学界にも名を連ね、オアシスを創設した団体に招致されて遺伝学担当大臣となった。
オデオレインの「研究成果」を知る者は少ないが、彼女は科学の進歩のためなら手段を選ばないだろう。